御神酒(おみき)とは

神様にお供えし、ご神霊が宿った清酒を「御神酒」と呼びます。
お米を神聖なものとして扱う、日本ならではの素敵な風習を紐解いてみましょう。

神社において大切な神饌(しんせん)

神社において神饌は大切なものです。

神饌は、「しんせん」のほかに「御饌(みけ)」とも呼ばれます。

神饌には、大きく分けると生のままお供えする「生饌(せいせん)」と、調理してある「熟饌(じゅくせん)」の2種類があります。

お供えする品目は、お米・お酒・お餅・海魚・川魚・野鳥・水鳥・海菜・野菜・お菓子・お塩・お水が基本です。お供えする順番も、ご紹介した順番になります。

必ずしもすべて揃える必要はなく、このほかにも地元の産物が捧げられたり、歴史的に特別な由来のある神饌が捧げられることもあります。

★神饌については、こちらの記事もご覧ください。

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供TOMO 御神酒 神饌

お酒は神様をもてなす重要なお供えもの

神社の祭祀には、祈年祭(きねんさい)、御田植神事(おたうえしんじ)、新嘗祭(にいなめさい)など、お米にまつわるものが数多くあります。

日本で稲作が始まったのは約2500年前と言われていますが、日本神話では、お米は天照大神から授けられた神聖なものとして描かれています。

お米には「稲魂(いなだま)」と呼ばれる神霊が宿っていると考えられており、自然の恵みをもたらしてくれる神様に感謝の気持ちをもって、また豊作を願って神様に供えられてきました。

そのお米から作られた清酒は神様が最も喜ぶごちそうとされ、神饌の中でも重要なお供えものとして尊ばれました。

★神饌について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。

神社と御神酒

神様にお供えしてご神霊が宿った清酒を「御神酒」と呼びます。

大きな神社ですと、境内に酒樽が並んでいるのを目にすることがあると思います。これは酒蔵が納めた「奉献酒」と呼ばれるもので、お正月などに参拝者にふるまわれることもありますよね。

供TOMO 御神酒 神饌

▲明治神宮の奉献酒樽

お酒の奉納と「お下げ渡し」


一般の参拝客も、神社にお酒を奉納することができます。熨斗紙をかけた清酒を社務所に持っていき、奉納の旨を伝えましょう。そこで受け取っていただけます。一升瓶でなくても、四合瓶や300ml、一合瓶でもかまいません。

また、清酒を2本奉納し、そのうち1本を御神酒として下げ渡していただける「お下げ渡し」の対応をしてくださる神社もあります。

「お下げ渡し」はすべての神社で行っているわけではないので、社務所で確認してから用意すると良いでしょう。

供TOMO 御神酒 神饌
供TOMO 御神酒 神饌

ご縁をつなぐ御神酒

祭祀のあと、神職や参列した人々が集まって神饌のお下がりをいただくことを「直会(なおらい)」と言います。直会の語源は「なおる=もとにもどる」で、祭祀から元の生活に戻るという意味があるようです。

神饌としてお供えされたものを食べたり飲んだりすることで、神様と人が一体となり、つながることができると考えられています。

また、御神酒をいただきながら集うことで、お祭りに関わった人々が互いに労をねぎらったり、神社と氏子との交流がはかられたりします。

神前結婚式では三々九度の「夫婦固めの盃」や「親族固めの盃」で御神酒が用いられますよね。

御神酒は、神様と人をつなぐだけでなく、人と人のご縁をつなぐ役割も果たしているのです。

供TOMOの御神酒

供TOMO ロゴ

コンセプト

日本のお供え文化を伝える

私たちのルーツと自然の恵みに日々感謝し、誇りをもって健康に生きていくために・・・供TOMO(トモ)は「お供え」をプロデュースしています。 多くの人は、世の中にあふれるさまざまな品々の中から、何を選んでいいのか悩んでいます。心も体も健康でいるために必要なものとは・・・ 供TOMOは、日本で古来より神前にお供えする「神饌」に使われる米、酒、塩、水のほか農産物、海産物など、自然の恵みをシンプルに生かした商品づくりを行っています。 

供TOMOの商品は、ぜひ神仏やご先祖様に感謝の思いをこめてお供えし、そのお下がりをいただくようにしてください。身近な神社やお寺に奉納されるのもおすすめします。きっとその神社やお寺との素敵なつながりが築かれることでしょう。

供TOMOのお酒は伊勢神宮御料酒蔵で醸されています

供TOMOのお酒は、兵庫県の「白鷹(はくたか)」製。白鷹は日本で最も神聖な神社、伊勢神宮で1500年続く儀式のお供え酒として採用されている、日本で唯一の酒蔵です。

供TOMOのお酒の特徴

宮水(みやみず)

江戸時代に発見された伏流水「宮水」はコクのある灘の酒の生みの親ともいわれます。白鷹では、自家所有の井戸から湧き出る宮水で酒を仕込んでいます。

山田錦(やまだにしき)

兵庫県北部の吉川町は、粒が大きい日本一の酒米「山田錦」の有名な産地です。白鷹ではこの地域の農家と百年以上も昔から契約を結び、日本一の酒米の品質向上を支えています。

生酛(きもと)造り

日本酒は酵母という微生物の働きによって作られ、酵母を大量培養したものを「酒母」といいます。「生酛造り」は自然の乳酸菌や微生物を巧みに使い、優れた酒母を作る高度な技術です。白鷹はその技を今も守り続けています。

供TOMOのお酒は健康サイズ

厚生労働省によると、日本人が健康的に飲めるお酒の量は、日本酒の場合1合(180m)程度だとされています。

供TOMOのお酒は、特別純米酒が1合サイズ、純米吟醸酒は300mlサイズのボトルで、1~2人で適量楽しめるように作られています。

また、神社に奉納する際にも持ち運びしやすく、おうちの神棚にお供えするにもちょうど良いサイズです。

供TOMO 御神酒 日本酒
供TOMO 御神酒 神饌

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