日本の美のシンボル「桜」の語源と花見の歴史

日本の美のシンボル「桜」の語源と花見の歴史

日本の美の象徴であり、日本のエンブレムとしても頻繁に使用されている「桜」の花。桜が咲く時期になると、その花の姿とピンク色の風景が人々を魅了します。

日本人にとって桜はポピュラーすぎて、実はあまり桜のことを深く知らない・・・という方!お花見の時期にお友達に伝えるとちょっと驚かれるような、おもしろい雑学を集めてみました。

桜とは何?

供TOMO ブログ 桜 花見桜というのは、サクラ属(プラム、チェリー、アプリコット、アーモンドなどの果物、ナッツ)の植物であり、バラ科に属します。600種類以上の種類がありますが、桜は通常、食用でない種類を指します。

桜の語源「コノハナサクヤヒメ」

桜(サクラ)の語源が、日本神話に登場する女神、コノハナサクヤヒメ(木花咲耶姫)から来ている、というのはあまり知られていません。この神様を取り巻く神話はとても興味深いものです。

供TOMO ブログ 富士山本宮浅間神社 桜

詳しく知りたいという方は、コノハナサクヤヒメ(別名:浅間大神(あさまのおおかみ))をご祭神として祀る「富士山本宮浅間神社」(ふじさんほんぐうせんげんじんじゃ・写真)をお詣りされることをおすすめします。富士山の噴火を鎮めるために、コノハナサクヤヒメを富士山麓にお祀りしたことが起源です。

供TOMO ブログ 桜 富士山もし富士山方面を訪れる時は、699年に建てられた富士山最古の社「冨士御室浅間神社」(ふじおむろせんげんじんじゃ)にもお詣りしてはいかがでしょう。二つの神社の距離は40kmほど。どちらも素晴らしい桜に囲まれており、日本の美を象徴する「桜と富士山」両方が楽しめる、贅沢な旅になるでしょう。

花見の歴史

もともとは、春に豊作を祈願する行事として行われ、山の神とともに花を見ながら酒やごちそうで宴会をしていました。平安時代には貴族のレジャーとして、鎌倉時代以降は武家の間でも広まっていきました。有名なものとしては、1598年に豊臣秀吉が1300人を集めて京都 醍醐寺 三宝院裏の山麓で盛大に催した「醍醐の花見」があります。(写真:京都 醍醐寺の三宝院庭園)

供TOMO ブログ 花見 桜 京都 醍醐寺 三宝院庭園江戸時代、3代将軍徳川家光が奈良の吉野山から東京・上野に桜を移植させると、上野が桜の名所となり今に至ります。桜は全国に広がり、花見はますます日本人の間に浸透していったのです。(写真:上野公園の桜)

供TOMO ブログ 桜 上野公園 花見

おわりに

時代は変われど、桜を愛でる日本人の心は今も昔も変わりません。コロナ禍によって、花見をしながらの宴会を楽しむことは難しくなってしまいましたが、桜の並木を静かに散歩したり、桜の「盆栽」を家で眺めたりと、短い時期に咲いて散る桜の魅力を、工夫して楽しみましょう!

供TOMO ブログ カフェ玄神 Café Genshin 桜餅 花見

 ★桜餅とカフェ玄神

塩漬けした桜の葉で巻いた「桜餅」。ノンカフェインの、身体にやさしいカフェ玄神とも相性抜群です。和菓子ともよく合うカフェ玄神、ぜひお試しください。

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