「鏡の神様」鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにますあまてるみたまじんじゃ)

鏡作坐天照御魂神社は、奈良盆地の中心、奈良県磯城郡田原本町(しきぐんたわらもとちょう)にある式内社※のひとつ。

 ※式内社・・・平安中期,延喜式神名帳に記載された神社のこと

 

豊かな鎮守の杜に囲まれており、心地よい場所です。

 

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鏡作坐天照御魂神社について

 

鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにますあまてるみたまじんじゃ)は

通称、鏡作神社(かがみつくりじんじゃ)と呼ばれています。

 

 鏡作神社は天照大神が岩戸に隠れてしまわれた時に、岩戸から出てくるきっかけになった八咫鏡(やたのかがみ)を作ったと伝わる神様、

 石凝姥命(いしこりどめのみこと) 

 天照国照日子火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと) 

 天糠戸命(あめのぬかどのみこと)

の三神をお祀りしています。

  

古代、大和朝廷に仕えて、この地に暮らしていた鏡作部(鏡作りの職人)の氏神様であり、「鏡鋳造の神様」として信仰されています。 

鏡にまつわる業界、美容師、ガラス関係の企業などが参拝に来られるそうです。

供TOMO トモ 神社 神道 鏡作神社

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10代崇神天皇(すじんてんのう)の時代、天照大御神から預かった八咫鏡(やたのかがみ)を宮中に安置しておくのは畏れ多いとのことで、きちんとお祀りする場所を探し求める旅に出ました。

 

 各地を転々としつつ、八咫鏡は最終的に伊勢の地に祀られることになり、八咫鏡は皆様よくご存じの伊勢神宮の地に辿り着きました。

 

崇神天皇はこの辺りに住んでいた鏡作部(かがみつくりべ)に、伊勢に祀った鏡の代わりに、宮中で新たに祀るための鏡をつくるように命じられました。

(この時、つくられた鏡が現在も宮中に祀られているそうです。)

 

一発本番でつくるわけにはいかないので、まずは試作用の鏡を鋳造されました。その試作品の鏡が、御神体として鏡作神社にお祀りされたそうです。拝殿の中には、圧倒されるほど大きく立派な鏡があります。

供TOMO トモ 鏡作神社

この伝承は平安時代につくられた「和名抄(わみょうしょう)」(今でいう辞書のようなもの)にも記載されています。

 

現代に再現された「内向花文八葉鏡(ないこうかもんはちようきょう」

供TOMO トモ 鏡作神社

こちらは、福岡の平原(ひらばる)古墳で発掘された最大の鏡「内向花文八葉鏡」(ないこうかもんはちようきょう)を、上田合金株式会社の職人さんのご尽力により鋳造、再現されたそうです。

 

鏡の大きさ、デザインのみならず、その成分まで完全に再現されており、現在の技術をほとんど使わずにあえて「古代の鏡」として復刻させたそうです。

 

ちなみに「八咫鏡」の「八咫」というのは、大人の手のひら8個分ということを示し、内向花文八葉鏡はちょうどその大きさだそうです。まさに、鏡作神社の由緒にふさわしい神鏡だと思います。

 

あまり見ることのできない鏡の裏側も特別に拝見させていただきました。

供TOMO トモ 鏡作神社

「裏の模様」も合わせて完成度高く再現されており、鏡の美しさと、尊さに思わず手を合わせたくなります。 

また、社宝として伝えられている三神二獣鏡(さんしんにじゅうきょう・レプリカ)も拝見させていただきました。

 供TOMO トモ 鏡作神社

 

本殿とご祭神

供TOMO トモ 鏡作神社

中座の神様が、

 天照国照日子火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)

名前にあるように「あかり」とは太陽、火。太陽を神格化した神様です。

饒速日(ニギハヤヒ)と同一神と考えられたり、邇邇芸命(ニニギノミコト)の子供またはお兄ちゃんの説があるなど、謎の多い神様になります。

 

左座、向かって右の神様が、

 天糠土命(あめのぬかどのみこと)

古代では鏡を鋳造するときに糠を用いていました。

石凝姥命(いしこりどめのみことの)親神であり、鏡作部の遠祖だそうです。

 

右座、向かって左の神様が、

 石凝姥命(いしこりどめのみこと)

古事記によると、岩戸隠れ神話において「八咫鏡」を鋳造した女神として登場します。よって、鋳物の神・金属加工の神として各地に祀られています。

 

鏡池と鏡石

 

古代の鏡作部たちが、この池の水を使って鏡を作っていたのではないかと考えられています。あるいはこの池で祓い清めていたという説も。

供TOMO トモ 鏡作神社

池の前には江戸時代に出土した「鏡石」が置かれていました。

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鏡作部が鏡の研磨工程で使用したと考えられています。

鏡作部たちが本当に鏡作りを行っていた面影を感じますね。

 

また、田原本町には同じ「鏡作」の名が入る鏡作伊多神社(かがみつくりいたじんじゃ)、鏡作麻気神社(かがみつくりまけじんじゃ)などもあります。

 

説は様々ありますが、鋳造する地域、鏡を磨く地域など鏡作りの工程によって分担されていたようです。

 

神社に釣鐘?神仏習合と釣鐘

 

ここに、かつて神仏習合の時代、真言宗「聞楽院」という寺院がありました。明治5年に廃寺になりましたが、鐘楼が今も残っています。

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この釣鐘は、太平洋戦争のときに金属類回収令により没収されたあと、鋳潰(いつぶ)される寸前に終戦を迎え、奇跡的に元の姿のまま戻ったという縁起の良い鐘だそうです。

こちらは参拝された方がご自由に鐘を打つことができます。

 

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日読みと太陽の光の道(レイライン)

 

ご祭神の天照国照日子火明命が太陽を司る神様だけあって、鏡作神社は《太陽》と《三輪山》を結ぶ太陽の光の道(レイライン)にあるパワースポットの一つです。

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立春・立冬に三輪山(みわやま)から朝日が昇り、二上山(にじょうさん)の中央に夕日が沈んでいくように観測できる位置に鎮座しています。また、春分、夏至、秋分、冬至のレイラインでつながる別の神社もあるそうです。

 

 ぜひ、暦に合わせて太陽と結ぶルートを自分の足で歩いて参拝してみてはいかがでしょうか?ご神体のお山と太陽のパワーをいただけるかもしれません。

 

鏡作坐天照御魂神社の基本情報

 

 

名称 鏡作坐天照御魂神社(かがみつくりにますあまてるみたまじんじゃ
所在地

〒636-0311 磯城郡田原本町八尾816

主祭神

天照国照彦天火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)

石凝姥命(いしこりどめのみこと)

天糠戸命(あめのぬかどのみこと)

連絡先

電話・FAX:0744-32-2965

アクセス 近鉄「田原本駅」下車、徒歩約15分
参拝情報

拝観料:境内無料

 

文・写真/供TOMOライター 菊入みさ 

 


 

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