「端午の節句」は男の子の健やかな成長を願う行事で「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも呼ばれています。
毎年5月5日行われる、五節句の一つです。(上巳の節句・桃の節句「ひな祭り」についての記事もありますので、興味ある方はどうぞ!)
古くからの伝統
端午の節句は、6世紀にまでさかのぼり、中国古来の伝統を応用して朝廷で祝われていました。元々は夏の始まりや梅雨を意味していたこの祭りは様々な形をしており、歴史の中で様々な名前が付けられてきました。
現在知られている形は、江戸時代の武家社会に由来すると言われています。両親が息子の社会的成功のために、神に祈りを捧げる儀式を行うようになったのです。
端午の節句での祈り
息子の健やかな成長を祈願して、鯉のぼりを飾ります。中国神話では、鯉は龍門を飛び越えて龍になることができる唯一の魚として知られており、アジアでは古くから幸運と社会的成功の象徴とされています。
また兜飾りや金太郎の人形を飾ることで、親御さんは息子の強さと健やかな成長を願います。
また、菖蒲の葉で香りをつけたお風呂に入ったり、頭に葉っぱを巻いたりしますが、これは邪気を取り除くために人気のある風習です。
菖蒲の読み方「しょうぶ」は、「勝負」「尚武」という言葉にも通じ、男の子の逞しい成長の願いが込められます。
お祝いに食べるもの
この日のお祝いでは、厄除けのために菖蒲や笹の葉で包んだ粽(ちまき)を食べることが多いです。もう一つ人気なのが、柏の葉で包んだ「柏餅」です。柏の木は新芽が出るまで古い葉を落とさないことを知っていますか?
この木から、「柏餅を食べると、跡継ぎができる前に死なずに済む」「子孫が健康で豊かになる」という信仰が生まれました。
供TOMOのカフェ玄神は粽や柏餅ともよく合うので、お祝いの食事にぜひ添えてみてください。
最近の「端午の節句」
1948年(昭和23年)の政府の決定を受け、5月5日は「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」として「こどもの日」と呼ばれるようになりました。
現在では、4月末と5月初旬の1週間の連休である「ゴールデンウィーク」の中で、祭りや記念行事が行われています。
連休で家族や親戚が集まるお祝いには、簡単に準備ができてすぐに食べられる「手巻き寿司」を用意してみてはいかがでしょうか。
特別な日のために、日本で最も神聖とされる神社、伊勢神宮ゆかりのお米「供TOMO御神米イセヒカリ」をシャリに使ってみてください。
あっさりシャッキリの硬質米で、お寿司にピッタリです。
5月5日の「こどもの日」は楽しくお祝いして過ごしてくださいね。
供TOMOは、すべての子供たちの健やかな成長を、いつでも願っています。