藤の花とゆかりの深い春日大社 | 神社めぐり

藤の花とゆかりの深い春日大社 | 神社めぐり

世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成要素の春日大社は、奈良を代表する観光スポットであり、パワースポットでもあります。

 

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春日大社の神紋(社紋)は『下り藤』です。

今回はこの神紋と、境内にある『砂ずりの藤』、万葉植物園内にある『藤の園』といった、春日大社にゆかりの深い藤の花についてご紹介します。

 

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世界文化遺産の春日大社

 

春日大社は平城京が開かれた頃に、国の繁栄と国民の幸せを願って、はるばる鹿島神宮から武甕槌命(タケミカヅチノミコト)をお迎えしたのが始まりとされています。


その後、香取神宮から経津主命(フツヌシノミコト)、また枚岡神社から天児屋根命(アマノコヤネノミコト)、比売神(ヒメガミ)をお招きし、合わせて四祭神が祀られ、最強のパワースポットとして平城京を守り続けたのです。


春日大社に祀られている四祭神は、春日神と称して全国1000余の春日神社にも祀られています。

 

春日大社の神紋(社紋)の『下り藤』

 

神紋(社紋)は、平安時代に公家社会で始まった家紋が神社にも広まったものです。この神紋は、神社に縁深い神木を象徴する紋様、神社の伝説や伝承を象徴する紋様、家紋から転用される場合の、3つのパターンがあります。


春日大社は元々、中臣氏・藤原氏の氏神であった神社に春日神を祀り、平城京の守りとした神社であり、平安時代になり都が京都に移った後も、全盛を極めていた藤原氏は、この春日大社を氏神様として尊崇し、庇護し続けたのです。
こうした藤原氏との結びつきが強い事から、春日大社の神紋は藤原氏の代表的な家紋である『下り藤』になりました。

供TOMO 春日大社 藤の花

こうして春日大社の神紋が『下り藤』になった事から、春日大社では藤の花を大切にして来たのです。

 

春日大社の境内にある『砂ずりの藤』

 

春日大社の南門から境内に入ると左手に藤棚があります。花の季節になると、この藤の花が見事に咲き、参拝する人達が思わずカメラのシャッターを切るほどです。

供TOMO 春日大社 藤の花


この境内の樹齢800年と考えられる立派な藤は、花の房が地面の砂に着くほどだと言うことから『砂ずりの藤』として春日大社の藤を代表するものとなっています。

日中に訪れると、参拝者が溢れており、人物が入らないように藤の花の全体を撮影する事はほとんど無理なのが残念です。

 

春日大社の万葉植物園内にある『藤の園』

 

万葉植物園は、3ヘクタールの敷地を有し、万葉集で歌われた植物等を始め、300種余りの日本固有の植物を栽培する植物園です。


植物園は、万葉園・五穀の里・椿園・藤の園で構成され、出来るだけ手を加えずに、自然な形で育成する事をモットーにされています。


この万葉植物園でもメインの花である藤を、20品種、約200本植栽されているのが、『藤の園』です。4月末から5月上旬が見頃で、美しい藤の花を求めて多くの人が訪れます。

供TOMO 春日大社 藤の花

▲棚造り


藤の花は、一般的には藤棚を設けて、そこに枝を添わせて植栽されます。もちろん、『藤の園』でも、藤棚で植栽されているものも多数ありますが、何と言っても特徴的なのは、棚造りではなく、立木造りが多い事です。

供TOMO 春日大社 藤の花

▲立ち木造り


立木造りは、藤の花を自然な形で育て、見上げる事無く美しい姿の全体を愛でる事が出来るのが大きなメリットです。藤の花が自然に大きくなるとどんな姿になるのかを鑑賞する事が出来るのです。

 

花の季節に春日大社に参拝される場合、この万葉植物園は絶対に訪れるべきスポットと言えます。また春日大社がいかに藤を大切にしておられるかは、この『藤の園』を見ると理解できるでしょう。

 

文・写真/供TOMOチーム ライター とっしー爺さん(大阪府在住)

 

春日大社の基本情報

 

 名称 春日大社(かすがたいしゃ)
所在地

〒630-8212  奈良県奈良市春日野町160

連絡先

TEL: 0742-22-7788   FAX: 0742-27-2114

アクセス

JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バスで
春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ。
または市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、徒歩10分
※季節によりバスの運行や時間が変更になりますのでご確認ください。

参拝情報

本殿特別参拝料金:500円

本殿の拝観時間:9時~16時

※祭典都合により時間が前後する場合があります。

※上記以外に臨時の祭典等により拝観できない場合があります。

公式サイト

https://www.kasugataisha.or.jp/

 

 


 

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