神社・神道
御神酒(おみき)とは
神様にお供えし、ご神霊が宿った清酒を「御神酒(おみき)」と呼びます。お米を神聖なものとして扱う、日本ならではの素敵な風習を紐解いてみましょう。神社において神饌は大切なものです。神饌は、「しんせん」のほかに「御饌(みけ)」とも呼ばれます。神饌には、大きく分けると生のままお供えする「生饌(せいせん)」と、調理してある「熟饌(じゅくせん)」の2種類があります。お供えする品目は、お米・お酒・お餅・海魚・川魚・野鳥・水鳥・海菜・野菜・お菓子・お塩・お水が基本です。お供えする順番も、ご紹介した順番になります。必ずしもすべて揃える必要はなく、このほかにも地元の産物が捧げられたり、歴史的に特別な由来のある神饌が捧げられることもあります。
御神酒(おみき)とは
神様にお供えし、ご神霊が宿った清酒を「御神酒(おみき)」と呼びます。お米を神聖なものとして扱う、日本ならではの素敵な風習を紐解いてみましょう。神社において神饌は大切なものです。神饌は、「しんせん」のほかに「御饌(みけ)」とも呼ばれます。神饌には、大きく分けると生のままお供えする「生饌(せいせん)」と、調理してある「熟饌(じゅくせん)」の2種類があります。お供えする品目は、お米・お酒・お餅・海魚・川魚・野鳥・水鳥・海菜・野菜・お菓子・お塩・お水が基本です。お供えする順番も、ご紹介した順番になります。必ずしもすべて揃える必要はなく、このほかにも地元の産物が捧げられたり、歴史的に特別な由来のある神饌が捧げられることもあります。
おみくじは神様からのメッセージ
神社で参拝した後、巫女さんのいる授与所に行っておみくじをひかれる方も多いと思います。おみくじは漢字で「御神籤」と書き、この結果は神様のお心の表れだと考えられています。 今回はおみくじのルーツや吉凶判断の考え方についてご紹介します。 おみくじのルーツは、中国の「天竺霊籤(てんじくれいくじ)」と言われるものが日本に伝わり、平安時代の天台宗僧侶である元三大師(がんさんだいし)による「観音みくじ」が広まったのが始まりとされています。もともとは仏教のものが、神社でも採用され全国に広まったんですね。
おみくじは神様からのメッセージ
神社で参拝した後、巫女さんのいる授与所に行っておみくじをひかれる方も多いと思います。おみくじは漢字で「御神籤」と書き、この結果は神様のお心の表れだと考えられています。 今回はおみくじのルーツや吉凶判断の考え方についてご紹介します。 おみくじのルーツは、中国の「天竺霊籤(てんじくれいくじ)」と言われるものが日本に伝わり、平安時代の天台宗僧侶である元三大師(がんさんだいし)による「観音みくじ」が広まったのが始まりとされています。もともとは仏教のものが、神社でも採用され全国に広まったんですね。
日本はじまりの地〜橿原神宮(かしはらじんぐう) | 神社めぐり
平成から「令和」という新しい時代に切り替わり、一度は訪れて欲しい奈良県の橿原市にある橿原神宮。 今回は《日本のはじまりの地》と呼ばれるこの場所を紹介していきます。 約2600年前に初代天皇である神武天皇が橿原に皇居を造られました。日本書紀にも“初代天皇即位の地”と記されています。つまり“初代天皇即位の地”ということで、日本のはじまりの地と呼ばれるようになりました。 明治時代に入り、「橿原に神宮創建を」という請願書が民間有志より出されました。そして明治23年4月に創建。明治時代に創建されたということで、実は神社としてはまだ新しい方ともいえる橿原神宮。建てられたのはそれほど古くはありませんが、《初代天皇即位の地》ということで非常に格式が高く、現在でも皇族の方々の参拝があります。
日本はじまりの地〜橿原神宮(かしはらじんぐう) | 神社めぐり
平成から「令和」という新しい時代に切り替わり、一度は訪れて欲しい奈良県の橿原市にある橿原神宮。 今回は《日本のはじまりの地》と呼ばれるこの場所を紹介していきます。 約2600年前に初代天皇である神武天皇が橿原に皇居を造られました。日本書紀にも“初代天皇即位の地”と記されています。つまり“初代天皇即位の地”ということで、日本のはじまりの地と呼ばれるようになりました。 明治時代に入り、「橿原に神宮創建を」という請願書が民間有志より出されました。そして明治23年4月に創建。明治時代に創建されたということで、実は神社としてはまだ新しい方ともいえる橿原神宮。建てられたのはそれほど古くはありませんが、《初代天皇即位の地》ということで非常に格式が高く、現在でも皇族の方々の参拝があります。
藤の花とゆかりの深い春日大社 | 神社めぐり
世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成要素の春日大社は、奈良を代表する観光スポットであり、パワースポットでもあります。春日大社の神紋(社紋)は『下り藤』です。今回はこの神紋と、境内にある『砂ずりの藤』、万葉植物園内にある『藤の園』といった、春日大社にゆかりの深い藤の花についてご紹介します。春日大社は平城京が開かれた頃に、国の繁栄と国民の幸せを願って、はるばる鹿島神宮から武甕槌命(タケミカヅチノミコト)をお迎えしたのが始まりとされています。その後、香取神宮から経津主命(フツヌシノミコト)、また枚岡神社から天児屋根命(アマノコヤネノミコト)、比売神(ヒメガミ)をお招きし、合わせて四祭神が祀られ、最強のパワースポットとして平城京を守り続けたのです。
藤の花とゆかりの深い春日大社 | 神社めぐり
世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成要素の春日大社は、奈良を代表する観光スポットであり、パワースポットでもあります。春日大社の神紋(社紋)は『下り藤』です。今回はこの神紋と、境内にある『砂ずりの藤』、万葉植物園内にある『藤の園』といった、春日大社にゆかりの深い藤の花についてご紹介します。春日大社は平城京が開かれた頃に、国の繁栄と国民の幸せを願って、はるばる鹿島神宮から武甕槌命(タケミカヅチノミコト)をお迎えしたのが始まりとされています。その後、香取神宮から経津主命(フツヌシノミコト)、また枚岡神社から天児屋根命(アマノコヤネノミコト)、比売神(ヒメガミ)をお招きし、合わせて四祭神が祀られ、最強のパワースポットとして平城京を守り続けたのです。
「元春日」と呼ばれる河内國一之宮 枚岡神社 | 神社めぐり
大阪府東大阪市の生駒山の山麓に、河内一宮の格式ある枚岡神社(ひらおかじんじゃ)があります。この神社は、地元の人の尊崇を集めている神社ですが、全国的には知る人の少ない神社です。また地元の人でも、この枚岡神社が元春日と呼ばれている事や、その理由を知る人も極めて少ないのが現実です。この記事では、元春日と呼ばれる所以を含めて、枚岡神社をご紹介します。枚岡神社の創祀は、初代天皇の神武天皇が即位される3年前と伝えられており、まさに神話の時代に遡ります。
「元春日」と呼ばれる河内國一之宮 枚岡神社 | 神社めぐり
大阪府東大阪市の生駒山の山麓に、河内一宮の格式ある枚岡神社(ひらおかじんじゃ)があります。この神社は、地元の人の尊崇を集めている神社ですが、全国的には知る人の少ない神社です。また地元の人でも、この枚岡神社が元春日と呼ばれている事や、その理由を知る人も極めて少ないのが現実です。この記事では、元春日と呼ばれる所以を含めて、枚岡神社をご紹介します。枚岡神社の創祀は、初代天皇の神武天皇が即位される3年前と伝えられており、まさに神話の時代に遡ります。
熊野三山の奥の宮「玉置神社」は関西屈指のパワースポット | 神社めぐり
「神様に呼ばれないと行けない神社」ともいわれる玉置神社は、奈良県十津川村にある霊峰玉置山の頂上近くにあります。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録され、全国から参拝者が訪れる神秘的なパワースポットです。標高約1,000m付近にある玉置神社へ行くには、険しい道が続きます。大阪・和歌山・三重のそれぞれからアクセスできるのですが、玉置山近辺になると昔ながらのくねくねとした山道になり、対向車とすれ違うのもやっとの横幅です。
熊野三山の奥の宮「玉置神社」は関西屈指のパワースポット | 神社めぐり
「神様に呼ばれないと行けない神社」ともいわれる玉置神社は、奈良県十津川村にある霊峰玉置山の頂上近くにあります。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録され、全国から参拝者が訪れる神秘的なパワースポットです。標高約1,000m付近にある玉置神社へ行くには、険しい道が続きます。大阪・和歌山・三重のそれぞれからアクセスできるのですが、玉置山近辺になると昔ながらのくねくねとした山道になり、対向車とすれ違うのもやっとの横幅です。
【奈良】東大寺・薬師寺の守り神「手向山八幡宮」「休ヶ丘八幡宮」 | 神社めぐり
世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成要素である東大寺と薬師寺には、境内に寺院を守護する神社が鎮座しています。この、「寺院を守護・鎮守する神社」とはどういうものなのか。手向山(たむけやま)八幡宮と休ヶ丘(やすみがおか)八幡宮が造営された由来から、その寺院と神社の関係性について考えてみましょう。
【奈良】東大寺・薬師寺の守り神「手向山八幡宮」「休ヶ丘八幡宮」 | 神社めぐり
世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成要素である東大寺と薬師寺には、境内に寺院を守護する神社が鎮座しています。この、「寺院を守護・鎮守する神社」とはどういうものなのか。手向山(たむけやま)八幡宮と休ヶ丘(やすみがおか)八幡宮が造営された由来から、その寺院と神社の関係性について考えてみましょう。
因幡の白うさぎ伝説の痕跡を今に残す白兎神社 | 神社めぐり
日本最古の歴史書である「古事記」。その一節である「因幡(いなば)の白うさぎ」は小学校の国語教科書にもとりあげられている老若男女おなじみの有名な神話ですが、その白うさぎを主神としてお祀りしているのが鳥取県にある白兎(はくと)神社です。神話の内容から、白兎神社は日本医療・動物医療発祥の地とされ、皮膚病・やけど平癒にご利益があるとされていています。さらに大国主命と八上比売の仲を取り持ったことから縁結びの神としても信仰されており、2010年には「恋人の聖地」に認定されました。
因幡の白うさぎ伝説の痕跡を今に残す白兎神社 | 神社めぐり
日本最古の歴史書である「古事記」。その一節である「因幡(いなば)の白うさぎ」は小学校の国語教科書にもとりあげられている老若男女おなじみの有名な神話ですが、その白うさぎを主神としてお祀りしているのが鳥取県にある白兎(はくと)神社です。神話の内容から、白兎神社は日本医療・動物医療発祥の地とされ、皮膚病・やけど平癒にご利益があるとされていています。さらに大国主命と八上比売の仲を取り持ったことから縁結びの神としても信仰されており、2010年には「恋人の聖地」に認定されました。
神々の集まる出雲大社であらゆるご縁を結んでいただく | 神社めぐり
出雲大社の御祭神は、大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)です。オオクニヌシノオオカミとはスサノオノミコトの子孫で、因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)の神話にも登場する心優しい「大黒(だいこく)」様のことです。ちなみに奈良県の大神神社に鎮まる神様は、出雲大社の大国主大神の別の御魂として祀られていますよ。たしかに大神神社の鎮魂詞(いのりのことば)に「幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)」という言葉が出てきたり、なでうさぎがいたりと共通点が多くみられます。その昔、大国主大神は出雲の国をつくり、治めていました。それをご覧になった天照大神は「ここは我が御子が統治するべき」とおっしゃいます。天照大神は幾度となく交渉役を遣わせて大国主大神に国を譲るようにせまりますが・・・
神々の集まる出雲大社であらゆるご縁を結んでいただく | 神社めぐり
出雲大社の御祭神は、大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)です。オオクニヌシノオオカミとはスサノオノミコトの子孫で、因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)の神話にも登場する心優しい「大黒(だいこく)」様のことです。ちなみに奈良県の大神神社に鎮まる神様は、出雲大社の大国主大神の別の御魂として祀られていますよ。たしかに大神神社の鎮魂詞(いのりのことば)に「幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)」という言葉が出てきたり、なでうさぎがいたりと共通点が多くみられます。その昔、大国主大神は出雲の国をつくり、治めていました。それをご覧になった天照大神は「ここは我が御子が統治するべき」とおっしゃいます。天照大神は幾度となく交渉役を遣わせて大国主大神に国を譲るようにせまりますが・・・
家のなかの神社「神棚」の祀り方
「神社が好き」と一口に言っても、お社を見るのが好きな方、鎮守の杜としての静謐な空気や自然に触れたい方、お祈りやお願いがしたい方、おみくじを引きたい・御朱印をいただきたいという方、さまざまな方がいらっしゃると思います。しかし、皆さんに一つだけ共通していることがあるのではないかと、参拝に来られる方々との触れあいのなかで私は感じました。それは、「神様との時間」を過ごしたいということです。八百万の神々とよく言われるように、神道では森羅万象のなか、路傍の石や一粒の砂にも神様が宿っておられると考えています。神々に崇敬の念を持ち、感謝の気持ちをお伝えする時間は、忙しい毎日のなかで、緊張が和らいだり、心にゆとりができたりするとても大事な時間ではないでしょうか。
家のなかの神社「神棚」の祀り方
「神社が好き」と一口に言っても、お社を見るのが好きな方、鎮守の杜としての静謐な空気や自然に触れたい方、お祈りやお願いがしたい方、おみくじを引きたい・御朱印をいただきたいという方、さまざまな方がいらっしゃると思います。しかし、皆さんに一つだけ共通していることがあるのではないかと、参拝に来られる方々との触れあいのなかで私は感じました。それは、「神様との時間」を過ごしたいということです。八百万の神々とよく言われるように、神道では森羅万象のなか、路傍の石や一粒の砂にも神様が宿っておられると考えています。神々に崇敬の念を持ち、感謝の気持ちをお伝えする時間は、忙しい毎日のなかで、緊張が和らいだり、心にゆとりができたりするとても大事な時間ではないでしょうか。
上半期のツミ・ケガレを祓う「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」
大祓(おおはらえ)と呼ばれるお祭りは、毎年6月30日と12月31日の年2回行われ、そのうち、6月30日に行われるものを「夏越(なごし)の大祓」といいます。 この神事は、半年間のうちに蓄積したツミ・ケガレを祓い清めることを目的としています。 地域の神社でも行われ、一般の方も参加できる間口の広い祭祀ですので、「神事」に敷居の高さを感じておられる方も、ぜひ気軽に参加してみてはいかがでしょうか。 今回はそんな夏越の大祓について、詳しくご説明していきますね。 神社によって違いはあるかと思いますが、多くの神社では、以下の5つの神事が行われています。 ① 祝詞の読みあげ ② 裂布(れっぷ、さきぬの)・・・
上半期のツミ・ケガレを祓う「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」
大祓(おおはらえ)と呼ばれるお祭りは、毎年6月30日と12月31日の年2回行われ、そのうち、6月30日に行われるものを「夏越(なごし)の大祓」といいます。 この神事は、半年間のうちに蓄積したツミ・ケガレを祓い清めることを目的としています。 地域の神社でも行われ、一般の方も参加できる間口の広い祭祀ですので、「神事」に敷居の高さを感じておられる方も、ぜひ気軽に参加してみてはいかがでしょうか。 今回はそんな夏越の大祓について、詳しくご説明していきますね。 神社によって違いはあるかと思いますが、多くの神社では、以下の5つの神事が行われています。 ① 祝詞の読みあげ ② 裂布(れっぷ、さきぬの)・・・
【奈良】かき氷をお供え?!献氷で有名な氷室神社 | 神社めぐり
近鉄奈良駅から東に向かうと、大仏殿の少し手前の道路沿いに朱塗りの鳥居が現れます。ここが氷室神社です。氷室神社は枝垂れ桜で有名で、春には大仏殿に向かう観光客の多くが、桜見学に立ち寄ります。しかし普段は、氷室神社を参拝する人は少なく、ひっそりとした神社です。この氷室神社の有名な枝垂れ桜と、余り知られていない献氷を中心にご紹介します。氷室神社は、平城遷都を行った元明天皇の時代に、勅命により春日山に鎮祀され、盛んに貯水を起こして、冷の応用を教えられました。これは平城氷室や春日の氷室と言われ、この氷室の氷を平城京に献上する献氷の勅祭が起こされ・・・
【奈良】かき氷をお供え?!献氷で有名な氷室神社 | 神社めぐり
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